ヒプノセラピーとは

ヒプノセラピーとは

ヒプノセラピー(hypnotherapy)は、日本語では催眠療法。催眠の特性を利用し、催眠状態の下で、様々な心理療法をより効果的に行っていきます

ヒプノセラピーと潜在意識
セラピストの誘導により催眠状態となることで、普段使っている顕在意識(表面意識)と、奥にある潜在意識とが繋がります。そして潜在意識の中へ、またさらに深い意識の中へと自然に導かれていきます。

顕在意識では思い出す事の出来ない、幼い頃や過去の記憶、前世(過去生)の記憶を思い出すこと《年齢退行、前世療法》
魂の存在となった大切な故人と再会すること《悲嘆療法》などの、
記憶とイメージの中でのセラピーを通し、心と体そして魂を、同時に統合的に癒すことができます。
これらの体験は、私たちが魂の存在であるという本質の理解と大きな自信、深い癒しと気づきをもたらしてくれるのです。

また、潜在意識に直接アクセスすることで、通常の意識状態よりも暗示のインプットや、癖や習慣の改善、自己変革の効果が高まります。《暗示療法》

公認されたセラピー
ヒプノセラピー(催眠療法)は、1956年に英国医師会にその効果が認められ、1958年には米国医師会が有効な心理療法として認めています。
ヒプノセラピーは、前世や魂を扱う・癒すというスピリチュアルな療法といえると同時に、近年の急速な脳科学・神経科学の進歩から脳や記憶の仕組みが解明されたことに基づく、最先端の科学的な療法であるともいえます。

催眠についての誤解

催眠と聞くと、TVなどの「催眠ショー」や怪しげな「催眠術」をイメージするでしょうか?
心理学では、催眠は「変性意識状態」(トランス)といわれています。

催眠は日常でも起こる
実は私たちは、日常生活においても一種の催眠状態になっています。例えば、読書や映画に集中している時、ドライブ中やおしゃべりに夢中になっている時などです。
気が付くと時間が経っていた、周りの物音も気にならなかった、その世界に入り込み感情的になっていたというこの集中状態は、軽いトランス状態・催眠状態といえます。
このように催眠状態では、集中力の高まった中、普段表に出ている理性的な意識(顕在意識)が弱まり、感性的な潜在意識に繋がっています。
催眠状態に入っても、理性が完全に消えてなくなってしまうわけではありませんので、 「催眠術」のイメージのように“自分の意識がなくなり、操られる”というようなことはありません。

催眠状態の利点を利用する
催眠状態は、心理的には心の緊張がほぐれ理性が弱まり、記憶や感情が出てきやすい状態、また受け身的で暗示なども受け入れやすい状態となります。
それを利用して潜在意識とスムーズに繋がることで、その中にある幼い頃の記憶や、お母さんのお腹にいた時の記憶、さらには生まれる前の記憶などの、心や体、魂に刻まれた記憶が想起しやすくなるのです。

潜在意識について

近年はより良い人生を送るために、潜在意識の重要性、またその上手な活用法が認知されつつあります。

意識・無意識と顕在意識・潜在意識
人間の意識には、「理性・知性・論理的な思考」をつかさどる《顕在意識》と、「感情・感覚・記憶・想像力」をつかさどる《潜在意識》の2つがあります。
古くは、フロイトが「意識」「無意識」という概念を打ち出しましたが、現代ではこれらに代わり《顕在意識》《潜在意識》の概念が使われるようになっています。
おおよそ、意識≒顕在意識、無意識≒潜在意識です。

顕在意識(表面意識)は氷山の一角
全体の中のほんの少しの部分が《顕在意識》で、その他の大部分が《潜在意識》です。
よく氷山に例えられますが、海面に見えている部分が《顕在意識》、見えていない水面下の大きな部分が《潜在意識》です。
論理的に思考するはたらきの顕在意識は、私たちが社会生活を営む上で大切なものであり、日常では優位になっています。

しかし実は、意識のほとんどを占める潜在意識こそ深層心理であり、私たちの人生に大きな影響を与えています。